レオナール・フィニ レパード 〜 豹〜なイデアルライフ

19世紀フランスの曲芸師ジ ュール・レオタール（Jules Léotard 1842-70）が、華麗な空中曲芸に身につけたレオタードという衣装。バレエのレッスンなどにも着用するものですが、レオナール・フィニは、まさに絵画のサーカス「ヌーヴォー･シルク」のような軽業師。

エドゥアール・ドガのバレエのレッスンに登場する、コルセットにガードル、モスリンのスカートのような優美さは、見当たりません。

彼女は、ずいぶんとエロスと結び付けられています。

性を越えたものを描いているはずなので、「セックスレス」と表現したほうが、ピンときます。股間を広げた少女を描けば、「官能的な」と表現するには、もう時代遅れの気がします。（笑）

地中海のコルシカ島で、猫数十匹と暮らしたようですが、人とは暮らせなかったのかなとも。コルシカやシチリア島は、19世紀から「マフィア」のイメージがありますが、あのモネの「印象 日の出」が、1985年にマルモッタン美術館から盗まれて、見つかったのが、ここコルシカ島。

コルシカのマフィアは、「大陸の裏社会の住人」という意味の「ミリュー」と呼ばれるそうですが、レオナール・フィニ も、「裏社会の住人」のようです。
　
　女性のメタモルフォーゼ 表　Life Carrer Counseling
　女性のメタモルフォーゼ 裏　arekao！ maki-style　

ギリシャ語で「きつく縛る」「絞め殺す者」という由来がある「スフィンクス」を描き、にっこり微笑んで、抱きしめながら殺していくような可愛い獅子、老いて枯れた獅子を作品に残しています。そして美しい悪の化身や精霊たち。

　レオノール・フィニ　　精霊
　レオノール・フィニ　ダムゼル
　KAFKA レオノール・フィニ　天使とスフィンクス

画像引用 Image Copyright
レオナール・フィニ　1950年作品
「ラ ヴィ イデアル（アイディール）」
邦訳 理想的生活

アートスピーク
シュルレアリスト レオナール・フィニ
エキシビション ポスター

こんなHPみつけた
Leonor Fini
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